ブログ

2026/08/11

ボールのライン

最近はラインが入ったボールが多くなってきました。と言うか逆に、全くラインの入っていないボールの方が少数派かもしれません。あなたはパッティングの時、ボールのラインを目標に「合わせる派」ですか?「合わせない派」ですか? 私は今ままで、合わせたり合わせなかったり。合わせないでショートパットのミスが続くと、「ショートパットは線をキチンと合わせてしっかり打てば絶対入るんだ!」と自分に言い聞かせて「合わせる派」に転向。また、逆にキチンと線を合わせても入らないパットが続くと「パットは、線なんか合わせないでもっと感性を大事にして打たなきゃダメだ。」と考え直し「合わせない派」に。ここ数年はこんな事の繰り返しでした。

 合わせるべきか、合わせないべきか、、、近頃はほとんどのプロが、少なくともショートパットでは線を合わせている様に見受けられます。PGAの若手なんかはほぼ全員、線を合わせているのではないでしょうか? 一打の重みを我々アマチュアの何十倍、いや何百倍も感じているプロが線を合わせているのですから、我々アマチュアも絶対に合わせた方が良いのだと思います。なにしろ、ボールの線を正確に目標に向かって正しくセットできてさえいれば、あとはその線を信じて、正しくストロークが出来れば、当たり前の話ですがボールは目標に向かって真っすぐ打ち出されるのですから。

でもこの、「線を信じる」って言うのがなかなか出来ないんですよね。しっかりと線を合わせた心算でも、いざアドレスに入って構えてみると、なんとなく線が目標に向いていない様に感じてしまう事があります。一旦、線が目標に向いていないと感じてしまうと、つまり線が信じられなくなってしまうと、実際にヒットする時に無意識のうちに余計なアジャストをしてしまうんですね。ですから私にとって、線を合わせたときの最大の課題は線を信じられるかどうかです。それから、線を合わせると私の場合距離感が出しにくくなると言う事もあります。私は、ショットーパットで線を合わせている時でも、3メートル以上のパットは線を合わせません。入れに行くのではなく距離を合わせる必要があるミドルパット、ロングパットこそ、正確性よりも感性が大事だと思うからです。

 そんな訳で、今まで線を合わせたり、合わせなかったりを繰り返してきたわけですが、最近ショートパットは絶対に線を合わせた方が良いと思うようになりました。切っ掛けは父の日に二人の娘からもらったゴルフウェアにおまけで付いていたキャロウェイのERCクロストラックというボールです。このボールには太い帯状のラインが入っています。ラインが太いので、正確にヒットするとラインがブレなくきれいに回転するのが良くわかります。つまり、ボールの帯がブレずにきれいに転がれば、正しくストロークできたと言う事を確認する事ができる訳です。ERCクロストラックを使用して、このフィードバックが凄く役に立つ事がわかりましまた。

 ショートパットをミスする原因は主に三つあります。①ラインの読み間違え、②強弱のミス、③プッシュやプルなどのストロークのミスです。この三つの要素が単独で、もしくは混ざり合ってショートパットを外してしまう訳ですが、実際にショートパットを外した時、ただでさえカッカしている頭ではミスの原因を特定する事はなかなか出来ません。三つの原因のうち、強弱のミスはカッカした頭でもさすがにわかります。カップに届かなければ弱かったのだし、大きくオバーしてしまえば強すぎたのですから。でも、カップの左右に外した時は、ラインの読みが間違っていいたのか、はたまた打ち方が悪かったのか、ショートパットを外して冷静さを失っている頭では到底判断ができません。

そこで太いラインのボールの登場です。帯がきれいに回っていたかどうかをカッカした頭でも覚えていられれば(数秒前の事だから流石に覚えてられますね)、ミスヒットだったのかどうかがわかります。ラインんはキレイに回って外したというのであれば、ラインの読み、もしくは目標の設定に誤りが有った事がわかります。逆に、ラインがよれて転がって行ったボールがカップに入らなかったのなら、ラインの読みは合っていたけれど、ミスヒットしたと言う事がわかります。

 この、「ミスの原因がわかる」と言う事はすごく大事な事なんですね。ショートパットを外して原因がわからないと、その日は一日中、ショートパットを打つ度に不安になります。逆に原因が判れば、直ぐに気持ちを切り替えて次のホールに向かう事ができます。

 僕の友人に悪いのがいて、これは大部前に彼から直接聞いたことなのですが、彼はオリンピック(パッティンの金、銀、銅、鉄というやつです)などの賭けをしている時は、誰かがショートパットを外すと必ず「今、押してたね」とか「引っ掛けたね」とかコメントして、外した原因がラインの読み間違えではなくストロークのミスに有ったと本人に思い込ませる様にするのだと言っていました。そうすると、その外した人間は、本当はちゃんとヒット出来ていたかもしれないのに、彼の言葉に惑わされて次のショートパットの時に「押し出さない様に」とか「引っ掛けない様に」とか余計な事を考えてしまう訳です。もう10年以上も前の事なので、その友人は私に種明かしをしたのを今では忘れているらしく、私がショートパットを外すと、必ず「今引っ掛けちゃったね」とか言うのですが、私は一切聞かないようにしています。

  太いラインのボールでライン合わせをする事に決めてから、どのパターでどういった打ち方をすると一番きれいにラインが回るか、家のパターマットで色々と試してみました。結果はというと、石川遼のエースパターとして有名なオデッセイの#9型のパターを少しハンドファースト気味に構えて、パチンとヒットするのではなく、転がす心算で押し出すように打つと一番キレイに転がす事が出来ました。今使っているゼロトルクの長尺パターもキレイに転がせましたが、長尺パターはロングパットの距離感がイマイチ作りにくいと使っていて感じていたので、#9型パターを使う事にしました。

 ボールはERCクロストラックではなく、同じく太い帯状のラインが入ったテーラーメイドTour Reponseのストライプボールにしました。このパターとボールの組み合わせで3ラウンド程しましたが、結果は上々。1メートル以内の入れるべきパットは、ほとんど入る様になりました。これが続けば良いのですが、、、自分が「合わせない派」に戻ってしまわない事を祈ります。