ゴルフ好きの皆さんはシャスティン・ローズというイギリスのプレーヤーをご存じだと思いますが、一応簡単に説明すると彼はPGAツアー12勝、ヨーロッパツアー11勝、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは金メダルを獲得した、イギリスを代表するトッププレーヤーです。2018年9月には世界ランキング1位に輝き、その年のフェデックスカップの総合優勝も果たしています。
私は、ジャスティン・ローズを見ると、ゴルフ云々の前にいつも「あー、イギリス人だなー」と思います。私にとって彼の顔は「これぞイギリス人」て言う顔なんですよね。どこがどうと説明するのは難しいんですが、以前働いていたイギリスの会社には、こんな顔の人が一杯いたな、という感じです。
何故ジャスティン・ローズの話かと言うと、人種・民族毎の顔の特徴についてお話したい訳ではなくて、最近ジャスティン・ローズのこの動画を見てからゴルフの調子がすこぶる良くなってきたからです。
https://www.youtube.com/shorts/23wg0XbG3zw
この動画でジャスティンが英語で喋っている事を、以下の通りChatGPTに訳してもらいました。
0:00 バックスイングのトップに来たとき、ダウンスイングのハーフウェイまではクローズのままでいたいんです。つまり、ターゲットに対して体をクローズに保ったまま、左腕が胸の前を下りてくるような感覚を持っています。
0:11 この動きにはいくつかメリットがあります。まずリズムが良くなること。バックスイングのトップから慌てずに入れるようになります。さらに、ダウンスイングで少しラグ(タメ)や角度を保ったままボールに向かっていけるんです。
0:23 僕の悪い癖は、少し急いでしまって早く体を開いてしまうことです。そうなると、クラブがインパクトゾーンに落ちてくるのを待つためにブレーキをかける必要が出てきて、その結果インパクトのタイミングを取らなきゃいけなくなり、フェースをコントロールできなくなることもあります。
0:39 でも、この動きを意識すると、しっかり待つことができ、インパクトに向けてかなり積極的に体をターンするポジションに入れます。
0:47 そうすると、より速く、強く、パワフルに体を回転させることができ、結果的にインパクトゾーンでフェースが安定するんです。
0:54 見た目はこんな感じになります。
この動画のどんな点をマネして(意識して)調子が良くなってきたかと言うと、
l トップスィングからダウンスウィングのハーフウェイまでは胸が右に向いている、つまりクローズのまま、腕だけでクラブを下す。
l ハーフウェイからインパク、フォローするまでは手首の角度をキープしたまま、身体を速くターンさせる。
この二点です。勿論、これはどう自分が感じるか(フィール)で、実際の動き(リアル)とは違います。例えば、「手首の角度をキープしたまま」と言うフィーリングで振っても、実際(リアル)にはインパクトからフォロースルーにかけて手首の角度はほどけて来ます。
私の場合はさらにこの2点に加えて別の動画Justin Rose shares his feelvs. real swing drillでジャスティンが言っている「ハーフウェイまで、右足の股関節に乗ったままにする」という点を加えた3点を意識するようになって、スウィングがすごく安定してきました。ちなみにこの動画の中でも、ジャスティンは盛んに、フィールとリアルの違いについて語っています。彼はハーフウェイの位置で極端にクラブヘッドが背中の方にある事を意識する事で、実際に打った時には丁度良い具合になると言っています。ジャスティンは試合でも実際に打つ前に必ずローティンとしてハーフウェイダウンまでゆっくりとインサイドにクラブを下す動きしていますが、この動きが彼のフィールを極端に再現したものです。彼の場合これを意識しておかないと、実際にスウィングした時に、右肩が突っ込んでクラブが外側から入ってきてインパクトのタイミングが取りにくくになってしまうのだそうです。つまり、これぐらい極端にインサイドにクラブを下す感じを持ったままスウィングする事で、やっと実際のスウィングで右肩が突っ込むのが抑えられるのだそうです。
ジャスティン・ローズのこの3点の動きを意識して、私はフルショットも良くなりましたが、特に良くなったのが40~60ヤードの今まで一番嫌いだったアプローチショットです。アプローチショットの場合は、トップスィングはハーウェイダウンの位置まで上げれば終わりなので、そこまでクラブを上げたら、後は手首の角度を保ったまま、身体をターンさせてやるだけで良い訳です。スウィングがとてもシンプルになり、また身体をターンさせるっていうのは大きい筋肉を使う動きなので、手先の細かい筋肉を使って打つより、プレッシャーにも強いスウィングが出来る様になった気がします。